2018-04-11 第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
○石川(香)委員 今のようなお答えをいただきましたけれども、この入札のそもそものお話なんですけれども、価格競争の激化によって、地域の森林を守ってきた事業体の経営を危うくしているのではないか、結果として山村社会の疲弊に拍車をかけているのではないかという懸念があります。
○石川(香)委員 今のようなお答えをいただきましたけれども、この入札のそもそものお話なんですけれども、価格競争の激化によって、地域の森林を守ってきた事業体の経営を危うくしているのではないか、結果として山村社会の疲弊に拍車をかけているのではないかという懸念があります。
その一つは、我が国の美しい景観、心のふるさととも言える山村社会の基盤となっている森林であります。 森林は、地球温暖化を防ぐとともに、洪水を防ぐという国土保全効果も高く、かつ、我が国が誇るべきおいしい水をつくるという大切な役割も担っております。
だが、現実は、残念なことに山村社会は一挙にもう崩壊の過程に入るというところが多くなっております。どう歯どめをかけていくか。何といっても、就業機会を確保していく、つくっていくということが大事になっております。そういう意味では、林業の世界では、木材産業の振興ということもあるでしょうし、それからまた森林資源の地域的活用ということを通して雇用を確保するといったような問題等々もあろうと存じます。
森林を多く持つ町村ほど林業の不振と相まって若者の流出による過疎化、高齢化が一段と進み山村社会の崩壊のおそれがあること、山村の崩壊は森林の適正管理を不可能とし、国土や民族の将来を危うくするおそれがあります。これを防止するため山村に住民が定住できる施策を緊急に行う必要があります。このことが森林交付税がぜひ必要だということを唱えた地方団体の首長の提案理由であります。
もっと住宅環境の整備という視点から考えるならば、あるいは病院等の医療施設、コミュニティーセンター、こういう各種の公共設備の設置等々も必要になってくるのではなかろうか、私はこのように考えながら、その二十一世紀の農村、漁村、山村社会を考えてみるわけでございますけれども、その点いかがでございましょうか。
すなわち林業の採算性は依然として低く、伐採で得た収益を再び森林に投下してその整備を進めるという林業のリサイクルが必ずしも十分機能していないこと、戦後国土緑化のかけ声のもとに営々と植林を積み重ねてきた成果である一千万ヘクタールの人工林が充実過程に入ってきているにもかかわらず、国産材の産地形成、供給体制が必ずしも進んでいないこと、首都圏への一極集中の中でその対極に位置している山村社会の弱体化、とりわけ人口
○成瀬守重君 これまで民有林と国有林はそれぞれ別々に事業の展開がなされてきたわけですが、これについては過疎化が進む山村社会を浮揚させていく上で森林・林業は極めて重要な地位を占めているにもかかわらず、両者別々の扱いであるばかりに結果として互いの力をそぐことになってきたのではないかと考えられるわけでありますが、今回の改正で両者を連携強化させる森林計画体系が実現されることになると思います。
それにまた、林業生産活動、これに従事します人々の生活の場であります山村、これはもう人口の減少、高齢化が一層進みまして、山村社会は今や崩壊の危機に瀕しておるわけでございます。 御承知のように、日本では毎年数百の集落が消えつつあるわけでございます。
御承知のとおり、我が国の森林・林業を取り巻く状況は、国産材の供給率がわずか二七%にすぎないということからも推察されるように、外材との競合関係は厳しく、加えて山村社会における過疎化現象、林業就労者の減少と高齢化、森林の基盤整備や林業機械化の立ちおくれなどで、生産活動は著しく停滞しているまことに厳しい環境にありますが、一方では、国民の森林に対する公益的機能への期待は甚だ大きいものがあります。
この間、国有林野事業の合理化は地域経済の落ち込みにつながる、山村社会崩壊をもたらすといったようなことから多くの山村、そして市町村から国有林再建についての陳情などが相次ぎました。 というようなことなどを踏まえて、大臣にまずひとつお願いを申し上げたい第一点は、国有林は多くの非経済林を抱えた公共性の高い事業であります。
木材価格の低迷、外材との競合、また山村社会における過疎化傾向、林業就業者の減少と高齢化などにより林業生産活動は著しく停滞している状況にあります。
しかしながら、もしもそういった森林所有者が先生の御懸念のような事態、外部のデベロッパーにその森林の運営を任せるというふうな場合が起こりましても、それは都道府県知事の認定という形で十分チェックできることであろうかと思いますし、一般的にはそのような事態は山村社会の実態から見て起こり得ないんじゃないかというふうに思います。
○衛藤委員 米についてお伺いしたいのでありますが、米というのは我が国農業の象徴的なものでもありますし、単に農業だけではなく、農村社会の、あるいは山村社会のあらゆる価値観が凝縮、集約された一つの物差し、メジャーみたいなそういう性格を持っておるのが米だと私は思います。
○及川順郎君 林野庁としまして、この改正案が通りまして実施をした場合、奥地山村社会や林野関係公共事業等の活性化にやはり大きな力になる、効果をもたらす、このように期待をなさって今回の法改正に臨んでおられると思いますけれども、具体的にどういった面に期待感を持っておられますか。
今串原議員のやりとりにあったように、森林・林業あるいは山村社会を取り巻く状況は非常に厳しい。片や地方公共団体等でいわば森林空間を利用したスポーツ・レクリエーション等々の施設の整備を要望する、いわゆるリゾート開発への動き、それによって活性化を図ろうではないか、こういう動きがある。
まず最初に、森林・林業及び山村社会を取り巻く状況というのは、御案内のとおり長年にわたって林業活動が停滞をいたしております、そういう状況等非常に厳しいものがございます。こうした厳しい情勢を改善しながら活力を与えていくということが非常に重要な課題だと私は思っておるわけでありまして、この点につきましてどういう対策をなさるつもりか、まずその点からお聞きをしたいと思います。
そこで、山村社会の活性化を図る、これは一口に言ってもなかなか難しいことでございます。美しい緑ときれいな水のあるところは貧しい、そういう言葉があるわけでございまして、そうした山村社会の活性化を図るためにこれから力を入れるということは非常に重要なことであります。
しかしながら、森林・林業を取り巻く環境は、木材需要の減退、木材価格の低迷、林業経営費の増高等の要因と相まって、林業の生産活動が停滞するとともに、木材業界においても深刻な不況に陥るなど、引き続き極めて厳しい状況となっており、このような状況が続くならば、山村社会の産業、生活両面に重大な影響が生ずることはもちろん、森林資源の充実や森林の公益的機能の発揮にも支障を来すことが懸念されるところであります。
今後とも私どもの局、林野庁、農林省の中でお互いに協力すると同時に、関係省庁との連絡も密にいたしまして、活力ある山村社会の建設ということには総合的な努力を重ねてまいりたいと思っております。
これら林業施策の推進が林業生産活動を支え、森林の有する多面的な機能の発揮、山村社会の活性化に資してきたところと考えているのであります。現下の厳しい諸情勢を踏まえまして、各種施策の一層の充実強化を図ってまいりたいと思います。
森林法及び分収造林特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、最近の森林・林業をめぐる厳しい諸情勢に対処し、森林の整備と森林の公益的機能の確保を図るとともに、林業の振興と山村社会の活性化に資するため、本法の施行に当たっては、左記事項の実現に努めるべきである。
それから、その活性化はまたとりもなおさずその地域の林業関係の雇用の場の確保にも資するわけでございますし、また、山村と都市との連携ということによる山村社会の活性化ということも出てまいりますので、こういうふうな側面から見てまいりますと、やはり分収育林の制度というのは地域林業の発展に非常に大きな意味を持っているというふうに理解しております。
○秋山政府委員 私ども日本の林業政策を進めるに当たりましての基本でございますが、まずは、木材等の林産物の安定的供給を確保することが第一でありますが、第二は子孫のために豊かな国土を保全する、それから山村振興、山村社会の発展を図るという観点から森林資源を整備し、林業を振興しようということで進めてまいっております。